恵比寿・広尾・代官山・白金エリアのオンリーワン企業へ
企画から賃貸・管理・売買までのトータル不動産ソリューション

大木不動産の業務内容について教えていただけますか?

 私どもは、恵比寿を中心に広尾・代官山・白金といったエリアで、地域密着を強みとしたマンションやアパート、店舗、事務所の賃貸の仲介や管理を行っています。
 また、それに付随する売買の仲介や、仲介管理のノウハウを活かした自社ビルの賃貸も行っております。
 いろいろと多業態にわたられている会社もありますが、私どもは、得意なところにエリアも業務も集中させることで、そこに特化した会社になっています。
 具体的な業務内容としては、賃貸の仲介というのは、物件を借りたいお客様と、そのオーナー様の間に入り、契約手続きを進めるという業務です。
 管理というのは、オーナー様の代わりに、賃貸マンションに住んでいる方から、お家賃の集金や、お部屋や建物の故障の修理の取次業務を代行することで、最近、そのようなニーズが以前よりも増えてきています。
 というのも、これまでは、建てられたビルの上に住まわれていたり、一階で商売をやられながら上の階を貸しているオーナー様がほとんどでしたが、二代目、三代目のオーナー様になられると、サラリーマンとしてお勤めされている方も増え、お忙しく管理業務に時間がとれず、私どものような会社に管理代行をご依頼されるケースが増えてきたからだと思います。

どの程度の物件を扱っているのですか?

 管理している物件は約5,000戸になります。
 住居の賃貸が多いですが、全体の3割程度は事務所、店舗の取り扱いです。
 従業員の数は現在18人で、人数に対して担当する物件は相当な数になりますが、扱っている物件のほとんどが同じエリアにあり、自転車でもいける範囲なので移動に時間をとられることもなく、同時に回ることができ、管理の効率は非常に良いと思っています。
 また、私どもは、管理している一つひとつの物件が、私どもの営業所であり店舗であると考えています。
 それは、一人ひとりのお客様の御満足が、次の仕事への繋がりとなり、信頼関係の積み重ねこそが、実績を作りあげていくことになると考えているからです。

業務を行う際に大事にしていることや、気を付けていることはありますか?

 大事にしている部分は、やはり、オーナー様やお客様との信頼関係を築くということです。
 分譲をしている業者さんの場合ですと、一度の取引で大きな金額が動きますが、私どもの場合、小さな事を少しずつ積み重ねていき、それを大きなロットにするというビジネスをしていますので、信頼関係こそが、一番重要なところだと考えています。
 そのためにも、私どもが気をつけているところの一つとして、ご契約をする前に、必ずお客様と面談をするということがあります。
 今の時代ですと、保証会社というものがあり、保証会社の審査さえ通ればシステマチックに入居の契約が進む場合もありますが、共同住宅である以上、そこに住まわれているオーナー様はもちろんのこと、他の住人の方にご迷惑がかからないような方なのかどうかを判断するというのは、大事なこととなっています。
 私どもの商売というのは、そういう方が一度でも入ってしまうと、評判が落ちてしまいますから、基本的に、他の方に迷惑をかけるような方は入居をお断りし、良い方を選んで入居していただくようにしております。
 ですので、不良入居者が入る率は、他の不動産会社と比べると非常に少ないと思います。
 万一、そういう方が入居してしまった場合でも、私どもの会社が最後まで責任を持ち、立ち退きまで面倒をみるようにしています。
 その他、私どもの会社では、営業担当者に目標やノルマを与えないようにしています。
 通常の企業ですと、ノルマを与えるのが一般的な営業スタイルだと思いますが、それをやり、目先の手数料のために不良入居者の方と契約をしてしまったりすると、オーナー様との信頼関係が、そこで失われてしまいます。
 オーナー様との信頼関係を崩さないようにと、創業者がそういう社風を作り、創業当時からの方針として、今も続いています。
 目先の利益よりも、人間関係に重きを置くということは、一見すると損をしているように見えるかもしれませんが、そういった行動が最終的には多くのオーナー様のご支持をいただく事に繋がっていきます。
 良いマンションですと、お客様も居心地が良いので長く住んでいただけますし、中には、一度引越しされた後に、居心地が良かったからと言って戻って来られるお客様もいらっしゃいました。

創業当時の様子を教えていただけますか?

 創業者は、土地分譲の仕事をしていたのですが、分譲というのは、経済変動があるとその影響を大きく受けてしまう仕事でもあります。
 そんな中、部屋を探すためにお客様が並ばれている姿を見て、分譲より賃貸の方が、小さな商売ではあっても回転が速く安定しているだろうと思い、そういったところからビジネスのヒントを得て、独立したそうです。
 そして、日比谷線恵比寿駅が開通する数年前の昭和35年に創業し、以降、60年以上この地で仕事を続けさせていただいております。
 当時、渋谷、目黒は知っていても恵比寿のことは知らないというように、今ほどの知名度は恵比寿にはありませんでした。
 その後、JRや日比谷線の駅として恵比寿が交通の要所となっていくことで恵比寿の知名度もあがり、90年代のバブルの頃からの土地の価値の上昇や恵比寿ガーデンプレイスといった施設が開業したタイミングで、恵比寿の人気が底堅いものになってきた印象があります。
 また、創業間もなくの頃から、私どものところに部屋を借りにこられる芸能人の方も多く、そういうお客様と今でもお付き合いをさせていただいております。
 その他、過去、ドラマの中の不動産会社に部屋を借りに来るシーンで、弊社が撮影の舞台になったこともありましたし、最近では、恵比寿の家賃相場などを紹介する情報番組に出演させていただくことも多くなりました。

現在のお客様や、取り扱っている物件の様子を教えていただけますか?

 昔と比べて、ご来店前にある程度の情報を調べられてから御来店されるお客様が多くなったと思います。
 というのも、最近では、Web上で検索をすれば物件情報が公開されていますし、そこで写真や動画も確認できます。さらに、地図サービスを利用すれば、現地を訪れる前に周辺の状況を確認することも可能な時代になってきました。
 そういう点では、営業担当者は昔よりも仕事がしやすくなったと思います。
 以前は、物件を御提案する前に、お客様のニーズを掘り起こすところから始めなければいけませんでしたが、今は、御来店の段階でお客様のニーズが顕在化しているからです。
 ただ、逆に、知識が多いがゆえに、たくさんの物件を回られる方も多くなってきています。
 あまり見過ぎても分からなくなってしまうので、ここが良い、ここが悪いという情報を最初に御説明し、お客様が迷われないように極力しぼって御案内するようにしています。
 他にも、こだわりを持つお客様が増えてきたという印象もあります。
 最近では、お客様からの、キッチンのコンロは二口欲しい、シンクをもう少し大きくして欲しいといったご要望や、オートロック、宅配ボックス、浴室乾燥、追い焚きといったご要望もあり、時代とともに、お客様のご要望もだんだん変化してきているというのは実感しています。
 Webといえば、私どもの場合、取り扱っている物件のほとんどをWeb上に掲載しています。
 実際に検索していただくと、私どもが扱っている物件が恵比寿エリアに集中していることがわかっていただけると思いますが、そうすることで、私どものことを知らないお客様が見ても、この会社はこのエリアが得意なのかなと思っていただけ、御来店に繋がっているようです。
 そう思っていただけるところは、この地で長くやっていることの強みだと思っております。
 今は他の業者さんにも自社物件を掲載してもらう不動産会社が多いですが、私どもの場合、情報の安全性を確保するためにも、一切、他の業者さんには広告しないでくださいとお伝えしているので、私どもの物件は私どもしか募集していない、という方針のもとに掲載しております。
 不動産の場合、賃貸にしても売買にしても、掘り出し物というのはありません。良い物件を安く出す方はいらっしゃらないですから、良い物件は高いし、安い物件には欠点が必ずあるんです。
 良い物件で安いという場合は、日当たりが悪いとか音がうるさいとか何かしら問題があるわけなので、情報はお客様に正確にお伝えしています。
 そういった情報の安全性や正確性というのは、お客様との信頼関係を築くためにも必要なことだと思っております。
 また、年々、恵比寿でお店を出したいという方は増えていますね。
 ですが、賃貸マンションの場合ですと7、8階まで利用できますが、飲食店ですと地下や一階、二階ぐらいまでですので、絶対量の違いで飲食店ができる物件は限られており、空きは非常に少ないというのが現状です。

オーナー様やお客様にご提案されることというのはあるのでしょうか?

 これからは、少子高齢化の時代ですから、自分のビルが埋まらなくなるのではと不安に思われているオーナー様は多いようです。また、築年数が古くなってくると、家賃が下がってくるということもあります。
 そういった御相談を受けた時には、畳のお部屋をフローリングにしたり、お風呂を改装して清潔感のあるユニットバスに変えたりというように、リフォームのご提案をさせていただく場合もあります。
 恵比寿が人気エリアとはいえ、お客様のニーズとかけ離れていると借りていただけません。
 賃貸マンション、店舗や事務所ビルと多岐にわたりますが、恵比寿の中でも、さらにその土地や場所によって最適なものというのは変わってきます。
 そういった時に、長年、お客様や土地を見てきたことで、近隣の成約事例や顧客ニーズ、コンサルティング力というのを持っているのが、私どもが地域密着型でやってきた強みだと思っております。

地域密着型の強みというのは、他にどういったところがありますか?

 我々の業界は、経済変動が起こった時、旧財閥系等のような大手企業か、私どものような地域密着型の会社しか残りません。それは、高度経済成長の時から変わっていません。
 分譲というのは急成長はできますが、経済変動が起きると対応が難しくなってしまうのです。高額品は景気が悪くなると動きが鈍くなりますが、実需であれば多少下がっても需要は出てきます。
 地域密着型であるからこその強みとは、お客様の身近な存在として、いち早く建築や売却等の情報を入手できることや、そのエリアの顧客ニーズを把握していることです。また、実需を扱っているところ、そして、取り扱っているものが小口にたくさん分かれているので、経済変動の影響をあまり受けず、一つを失っても大きなダメージを受けづらいということにあります。
 もちろん、地域密着であることを一番の強みとしている以上、悪い仕事をすれば、すぐにその噂は広まってしまいます。
 逆に言えば、良い仕事をすれば、その噂も広まっていくということでもあります。
 私どもと、オーナー様やお客様との御縁のきっかけというのは、ご紹介が多いです。建設会社、金融機関をはじめ、オーナー様同士の幼なじみ関係や、お客様のお友達や会社の方への口コミというのが多く、一生懸命、この土地で仕事をしてきたことが、お客様からの評価に繋がってきたのかなと思っております。

この仕事をして、良かったなと思う時はどのような時でしょうか?

 一番嬉しいと思うのは、お客様の接客や、オーナー様とお話しさせていただき、またお願いしたいと思っていただけた時です。
 先ほどの口コミの話とも繋がりますが、お客様のお知り合いの方に私どもを御紹介いただき、そしてそこから御依頼いただけた時は嬉しく思います。
 さらに、再び引っ越しをされる際に、またお願いしたいと言われた時は、嬉しさと同時に、この仕事のやりがいを実感できます。
 他にも、お客様からご依頼があったタイミングに、運悪く他の仕事の関係で自分が現地に伺えないとお応えした時に、それならば別の日でも良いから、都合のつく日に、と言ってくださるお客様もいらっしゃって、その言葉はとても嬉しかったです。
 やはり、私どもの商売というのは、人様の財産を預かり、「住む」という衣食住の中でも根源的な部分を取り扱いさせていただいているので、他の業種に比べると感謝していただけることも多いのですが、やはり、ありがとう、また頼むよ、という言葉をかけていただけると非常に嬉しくなります。
 わが社の経営理念である「地域社会に支持され信頼される企業」であるためにも、これからも引き続き、オーナー様やお客様に対して、誠実に一生懸命仕事をしていくことが大事であると考え、日々、努力を怠ることなく、精進してきたいと思っております。

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